専門用語集

▼あ

「IDコード」
IDコードには2種類あり、本体をON/OFFするためのリモコンのIDと、正規オーナーがリモコン無しで警戒を解除したり、本体の設定を変更するために入力する暗証番号式があります。

「アーム/ディスアーム」
直訳すると武装/武装解除、カーセキュリティでは、警戒開始および解除の意味となります。

「アクセサリー」
発光ダイオードを点滅させたり、ステッカーでカーセキュリティ装着を知らせるなど、窃盗犯を威嚇する効果があります。またドレスアップ的な要素も大きく、 人気もあります。

「アンサーバック機能」
セキュリティシステムの操作時に、ハザードやスモールランプの点滅、ホーン、サイレンの音などで動作を確認できる機能のことです。

「暗証番号式緊急解除機能」
セキュリティシステムには、万が一リモコンが使用不能になった際に、オーナーが解除出来る様に緊急解除機能が備えられており、その操作を隠しスイッチなどではなく、暗証番号入力によって行う機能です。隠しスイッチよりもセキュリティ性能的には高いといわれています。

▼い

「イグニッションセンサー」
イグニッション(エンジン)キーのON/OFFを監視するセンサーです。警戒中にイグニッションのONを検知すると警報が鳴ります。

「イモビライザー」
本来、イモビライザー機能とは、車両を”動かなくすること”です。現在では、イグニッション側とキー側のICチップとの間で暗号をやりとりし、正しいキーであることが確認できなければエンジンがかからないシステムの事を指します。純正のイモビライザーだけでは万全とは言えないので、それを活かした形でアフターのイモビライザーを装着するのがベストです。純正のイモビライザーを機能停止させる形で、アフターの製品を装着する場合もあるので、インストーラーに確認して下さい。

「イモビライザーポイント」
点火系、燃料系、制御系など、エンジンコントロールの中で、イモビライザーを組み込むポイントのことです。インストーラーは、セキュリティの防御システムを犯人に見破られない様にイモビライザーポイントや接続方法を工夫して取り付けを行います。

「インストール/インストーラー」
カーセキュリティの取り付け作業の事をインストール、取り付け技術者の事をインストーラーと呼びます。わざわざインストーラーと呼ぶのは、マニュアル通りに装着すればいい一般のカー用品と異なり、創意工夫が要求されるのがセキュリティ製品だからです。セキュリティ製品は、製品自体が優秀でも、取り付けが未熟なら窃盗犯に見破られて解除されてしまうケースもあります。カーセキュリティシステムは、インストーラーの技術が加わる事で初めて完成品となるのです。

▼え

「LEDインジケーター」
LEDの点灯(点滅)状態で、セキュリティのON/OFFなど作動状況を知る事ができます。車内への装着場所はインストーラーによって様々ですが、あまり目立たない場所でありながら、窃盗犯が車外からすぐに認識できる場所に設置される事が多いです。

「エレクトロタップ」
配線接続に使う結線部品です。配線接続が手軽にできる反面、信頼性が低く接触不良の原因となりやすいです。車にとって重要な配線に接続するセキュリティに使用すると、後々問題となる可能性が高いです。作業時間を短縮する=工賃を安くするには便利なパーツです。

「エンジンスターター」
セキュリティの機能ではありませんが、セキュリティ装置が持つ空きチャンネルを利用して装備する事が可能になります。リモコンでエンジンを始動させる事ができるので、夏や冬でも乗車前に車内を適温にする事が可能です。もちろん装着時は、セキュリティシステムとのマッチングが重要となります。

「エントリーモデル」
高性能で、操作が複雑なハイエンドモデルに対して、シンプルな機能で操作も簡単なのがエントリーモデルです。とはいえ、拡張性は十分に備えている場合が多いため、必要な機能だけを追加してシステム構成するベースモデルとしての利用価値も大です。 

▼お

「オムニセンサー」
クリフォード独自のアルゴリズムで動作する高性能衝撃センサー。2軸式のピエゾセンサーからの信号をDSP回路で波形処理して有害な振動かどうかを判断します。

「オンボードイモビライザー」
本体内部に制御回路と開閉回路を持っているタイプのイモビライザーです。配線切断などによるイモビライザー解除などに対して一般的に強いですが、本体ユニットの取り付け位置や方法によって防御力が大きく変わるため、専門ショップでの取り付けが必要です。

▼か

「各種ガード類」
車種によってはサイレンの配線や、キーロックを解除できる配線が、外部から切断しやすい位置にある場合があります。その弱点を工作によってカバーするのがガード類です。車種によって弱点は異なりますので、それに対応した専用設計品が販売されています。

「カモフラージュ」
セキュリティユニットや配線を隠し込むことです。被害に遭った際にセキュリティシステムの性能を100%発揮させるために必要不可欠な事です。

▼き

「キーレスエントリー」
車のキーホールにキーを差し込まず、電波でロック/アンロックなどの操作が可能な機能です。一般的なセキュリティシステムには標準装備されていて、ロックがセキュリティ開始、アンロックがセキュリティ解除となっています。また、スマートキーと呼ばれるリモコンを操作しなくてもドアから離れるとロック、ドアに近づけばロック解除というタイプもあります。

▼け

「傾斜センサー(チルトセンサー)」
車両の傾斜を感知するセンサーです。最近のチルトセンサーは、停車時の傾斜を記憶し、その角度から設定以上の角度に傾くと警報を発するデジタル式のものが多いです。要するに、セキュリティ作動時に車を傾けるということは、何らかの悪意があると見なされるわけです。アルミホイールやタイヤなど、ジャッキアップを使用した盗難防止が目的ですが、レッカー車や積載車を使って行われる盗難にも有効です。熱の変化に影響されるものが多いため、通常は熱変化の少ない所に設置されます。

▼こ

「コードグラバー(グラビング)」
特殊な装置を用いて、正規オーナーが使用しているリモコンなどから発せられるリモコンのIDコードを”盗んで”記録する装置、または記録すること。オーナーが不在時に同じコードを”再生”して、ロックを解除する。

「コードスキャニング」
特殊な装置を用いて、様々なIDを連続して送信し、”下手な鉄砲も数打ちゃ当たる”方式でロックを解除することです。この手法に対してはクリフォードが非常に有効な対応策を打ち出しています。

「コードホッピング機能」
リモコンが送る周波数をキャッチして、コピーした信号を再発信すれば、ドアロックは解除してしまいます。それを防ぐために暗号でのやりとり方式を採用し、コピーが出来ないようにしたシステムです。 

▼さ

「サイレントモード」
ページャータイプのセキュリティシステムに備わった機能で、車両から警報を発せず、異常をページャー側に通報するだけのモードや、通常のセキュリティシステムでもドア・トランク・ボンネットなどの開閉以外のセンサーからの異常信号検知時も警告音や警報を鳴らさないモードの事です。センサーが反応してしまう台風通過時や、大型車の通行などで振動が激しい出先の駐車場などで重宝します。

▼し

「シフトロック」
AT車のシフトゲートを機械的にロックするセキュリティグッズです。一部のセキュリティショップでは、セキュリティシステムと連動して自動的に作動するシステムを提案している所もあります。もちろんPポジションでロックされるため、車両の移動を著しく困難にさせることができます。

「遮光センサー」
ある一定区間に赤外線のビームを飛ばして、その光が遮られると反応するセンサーです。車両により特殊な防御が必要な場合に使用います。

「ショックセンサー」
車に与えられた振動を感知するものです。セキュリティシステムでは最も一般的なセンサーで、現在では誤作動が少ないという理由から、デジタルタイプが主流となっています。誤作動の大きな原因は、ショックセンサーの感度設定に問題があることが多く、取り付け時の技術も安定性に大きく影響します。誤作動が多い場合は、原因を早急に究明する必要がありますので、ご相談下さい。窃盗犯がわざとセキュリティを作動させて、アタリを探っている場合もあるからです。誤作動が多いからと、セキュリティをOFFにしてしまっては、窃盗団の思うツボなので注意が必要です。

▼す

「スキャナー」
アクセサリー要素を強く感じるスキャナーですが、光で窃盗犯を威嚇する効果もあります。セキュリティのON/OFFに合わせて動作させる事ができます。

「スターターカット」
セキュリティ警戒中にスターターが作動しないようにして、エンジン始動を防止する機能で、イモビライザー機能の一種です。

「ステアリングロック」
ステアリングを物理的に固定して動かなくすることで、車の運転を不可能にする機器です。基本的には、見た目で窃盗犯を威嚇するとともに、盗む時にも時間を取らせることで、少しでも盗みにくくすることが目的です。そのため、ロック機構に特殊な鍵を使っている製品が主流となっています。

「ストロボ」
セキュリティシステムが異常を検知して警報を発した時などに、ヘッドランプ内やエンジンルーム内、車内等で強烈に発光し、窃盗犯に対する目くらましや、周囲へのアピールとして効果があります。

「スリープモード」
長期間警戒を継続する時にバッテリーの消耗を抑えるため、LEDの点滅やセンサーなどによる電気消費を抑えるモードです。使用頻度が低く、週末の行楽などにのみ使用する車には、あると安心な機能です。

▼せ

「赤外線センサー/感熱センサー(人検出センサー)」
現在、センサーの主流は振動や音波などから検出するタイプだが、感度調整の難しさもさることながら、外的な要因による誤作動もすくなくありません。赤外線を使用したセンサーは、人間の体温および動きを感知するため、誤作動が少ないとされています。

「センサー感度」
センサーとはセキュリティシステムの神経であり、誤作動しないものが重視されます。頻繁に誤作動すると近所迷惑となり、ついにはセキュリティシステムを切らざるをえなくなります。誤作動の最も大きな原因は、敏感過ぎる感度設定です。あまりにも敏感に設定すると、ちょっとした事で誤作動してしまうため、納品時には感度設定の修正方法とアフターフォローは万全です。

▼た

「タイヤロック」
駐車時、タイヤが路面を転がらないよう、物理的にタイヤ・ホイールをロックさせる機器です。タイヤロックは装着するのに手間がかかりますが、ロックの解除作業自体も目立つため、窃盗犯に対して視覚的な威嚇を与えます。

▼ち

「チャープ音」
セキュリティを操作した時に鳴る短い確認音のことです。音の回数や長さで、操作や動作の内容を判断できます。

「チャンネル数」
リモコン類に割り当てられた周波数(チャンネル数)が多いほど、様々な情報を得られたり、多くの機能を操作することができます。最近のセキュリティは、高級機種ほど複数のチャンネルを持っていて、拡張性も高くなっています。

「超音波センサー」
超音波で車内に見えないバリアーを張り、車内での人や物の動きを検知するセンサーです。フィールドセンサーとは異なり、車外の動きには反応しないのが特徴です。

「チルトモーションセンサー」
車両の傾きを検出するチルトセンサーの機能に加えて、車両の揺れや動きなども検出するタイプのセンサーです。衝撃のない、車両の移動などにも反応します。 

▼て

「デュアルショックセンサー」
車に新動が与えられると反応するショックセンサーですが、振動の大小を検知できるのがデュアルショックセンサーです。2段階式の場合、小さな振動なら穏やかな警告音が断続的に発せられ、大きな振動ならけたたましい警報が鳴ります。警告と警報を使い分けることにより、窃盗犯に対しても効果的な防御力を発揮します。

「電圧センサー」
ドアの開閉や室内灯の点灯により、電圧が微妙に変化するのを察知するセンサーです。誤作動の原因となる振動や音などと異なり、作動の要素が外的な影響を受けない電圧の変化に絞られているため、誤作動も少ないです。

「電波妨害装置」
双方向リモコンや携帯・PHSを用いた通報装置付のシステムに対して行う通報を妨害するための装置です。ある特定周波数で通信を妨害します。最新の機種では、電波状況を監視して、通信を妨害されると警告を出せるものもあります。

「電話自動通報システム」
PHSなどの端末をセキュリティシステムに組み込み、異常を感知した時点で任意の電話番号に通報するシステムです。システムごと契約された監視センターに通報するタイプと、直接ユーザーの携帯電話に通報するタイプがあります。勿論、車内に置かれる端末が窃盗犯に見つかっては効果がないので、徹底的に隠蔽する必要があります。 

▼と

「ドアセンサー」
セキュリティシステム作動時にドアが開けられた場合、異常と判断するセンサーです。ドアセンサーと言っても、単純にドア部にスイッチが付いたものから、ドア開閉時に流れる電流の量や、気圧の変化を感知するものまで様々なタイプがあります。

「特定省小電力」
電波法に定められている、電波形式のひとつです。国内で合法的に長距離操作・通報可能な双方向リモコンを使う為には必須の要件となっています。

「ドアロックモジュール」
車には様々なドアロックコントロールの形式がありますが、これを一括してコントロールできるように設計されたユニバーサルユニットです。ただし、多重通信方式を用いた一部の車種には対応していない場合もあります。

「トラップ」
日本語で表現すると”罠”という意味で、例えば必要な配線以外にダミーの配線を用意し、時間稼ぎをすると共に、わざと警報を出させる様に誘導するわけです。本来セキュリティの取り付けは、可能な限り装着前の見た目に近づけ、装置が装着されていないようにするのがポイントですが、犯人にわざと気づかせて、犯行を断念させるためのトラップもあります。優秀なインストーラーほど、オリジナルのトラップを設ける技術を持っています。

「トリプルゾーンセンサー」
従来のシングルゾーン、デュアルゾーンから更にゾーンを拡大して3ゾーンとしたセンサーゾーンを増やすことにより、よりきめ細かいセンサー反応条件を設定する事ができます。 

▼の

「ノイズリダクション」
外部からの振動によって反応するのが衝撃センサーですが、感度を高めておくと鉄道や大型トラック等による振動にも反応してしまいます。ノイズリダクションはそのような連続する微振動と、衝撃を見極めることができる機能で、誤発報を減らす事ができます。

「ノーマリーオープンイモビ回路」
イモビライザー回路の一種で、システム電源やイモビライザー配線を切断されても、エンジンをかけさせないタイプの回路の事で、万が一のシステム異常などの際には、エンジンがかからなくなるため、システム設計や製造時の信頼性確保がしっかり出来ているユニットに採用されます。

▼は

「配線(ハーネス)」
セキュリティシステムの配線は、窃盗犯に見破られない様に、出来るだけ純正の配線に似せてあります。そのため、この配線技術はインストーラーの能力を測るひとつの基準ともなる重要な技術です。

「バックアップサイレン」
標準のホーン以外に追加装備する第二のサイレンです。窃盗犯にセキュリティのホーン配線を切断されても、バックアップサイレンが警報を発してくれます。小型化が進んでいるため、手の入りにくい場所への装着も容易です。

「バックアップバッテリー」
バックアップサイレンがサイレンの配線を切断されても鳴り続ける物なのに対して、セキュリティシステム全体をバックアップする物です。車両のバッテリーが取り外されたり、切断されても、バックアップバッテリーが接続されていればシステムの動作を続ける事が出来ます。平常時は自動的に充電されるので、面倒なく使うことが出来ます。

「バッテリー内蔵式サイレン」
窃盗犯は、まずセキュリティの警報が鳴らないようホーンの配線を切断します。外部から電源を供給しているホーンならば、切断された時点で警報を発することが出来なくなってしまいますが、バッテリー内蔵式サイレンは電源供給をカットされても数分間、警報発し続ける事が出来ます。

「発報/失報/誤報」
発報とはセンサーが異常を感知した時に、セキュリティの警報システムが作動する事を言います。
失報とはセキュリティが当然鳴るべき状況の時に、何らかの原因で警報が鳴らない状態を言います。
誤報とはセキュリティが鳴るべき状態でない時に、センサーの誤作動などで警報を発する状態を言います。

「パニックモード」
セキュリティシステムが異常を感知して発報するのではなく、リモコンを操作して強制的にサイレンを鳴らすモードを言います。愛車に侵入しようとしている窃盗犯を見つけた時や、乗車中の自身に危険が降りかかって来た時などに鳴らす事が出来ます。

「バレーモード」
セキュリティシステムをオフにするモードで、整備業者に車を預ける場合など、どちらかというと、やむを得ずセキュリティをオフにしておきたい場合の緊急用です。犯人の手によってバレーモードにされては元も子もないので、バレースイッチの位置選びは慎重にしなくてはなりません。更に暗号式のバレースイッチを採用するのがベターです。

▼ひ

「ピッキング」
鍵を特殊な器具で解錠する手法で、鍵屋さんなのどプロも持っている鍵の解錠方法です。泥棒の住宅侵入方法として、広く一般的に使用されるようになった用語です。車のロックとはいえ、ピッキングのプロにかかれば簡単に解錠しまうと言います。防止策として、ロック部分にピンポイントセンサーを装着するのが効果的です。

「ピンポイントセンサー」
ボディの金属音や窓ガラスなどの発する音(高周波)を拾うセンサーです。ドアのハンドル部分など、感度を高くする必要のある場所に設置します。ウィンドウを割られたり、ドアノブをこじ開けられるケースには有効です。 

▼ふ

「フィルタリング(フィルター)」
一般に電気回路用語としては、必要ない信号(ノイズ)を除去する回路の事を指します。セキュリティとしては、ショックセンサーなどで車に対して有害なタイプの振動かそうでないか(爆音による振動など)を見分ける回路を指す事が多いです。

「フィールドセンサー」
別名レーダーセンサー。電波によって車内と車外を監視するセンサーを言います。通常、異常な接近体を検知すると警報を発し、車内での動体関しても警報を発します。オープンカーにお薦めのセンサーです。

「ブラックジャック」
クリフォードについている特殊機能で、走行中の車を停止させられたり、信号待ちなどの時に車を奪われた際(カージャック)に、一定時間車を走行させた後、自動的に警報を出して車を停止させる機能です。この機能はリモコンで解除出来ない為、エンジンキーにリモコンが付いていても機能します。また、車を奪われた際は隠しスイッチやリモコンの操作など犯人を刺激する様なことは一切しなくても、自動的に動作するのも特徴です。

「プロキシミティセンサー」
直訳すると境界センサーです。侵入を検知する為のセンサーではありますが、カーセキュリティ用語としては一般にレーダーセンサー(ドップラーセンサー、フィールドセンサー)を指します。通常、電波を使用している為、国内では電波法の対象となります。

▼へ

「ページャー機能」
一般的にはリモコンと一体化されたポケベルの事で、車から離れていても異常を無線で知らせてくれます。チャンネル数が複数のものだと、とんなセンサーが反応しているかという事まで分かるので便利です。多様な表示ができる液晶タイプもあります。無線の有効半径は数百メートル程度ですが、並行輸入品の中には、電波が日本の電波法に抵触するであろう物もあるので、購入時に確認した方が安全です。

「ペダルロック」
ブレーキペダルを物理的に固定して動かなくする事で、車の運転を不可能にする機器です。基本的には、ステアリングロックなどと同様、盗むのに必要な時間を増す事で、少しでも盗みにくくする事が目的です。 

▼ほ

「ホイールロック」
ホイールのハブナットボルトに取り付けるロックで、タイヤ・ホイールの盗難を防止します。昔から存在するベーシックな防犯機器ではありますが、車上荒らしへの有効な対応策です。傾斜(チルト)センサーと併用すれば、効果的にタイヤ・ホイールを守る事が出来ます。

「ボイスアラーム」
異常をセンサーが感知した時、警告音の代わりに、あるいは併用して音声で警告します。数年前までは輸入製品が多く、英語での警告ボイスが一般的でしたが、今は日本語で警告する物も出てきています。

「防犯フィルム」
スモークガラスのフィルムとは異なり、フィルムの材質が強力で、ウィンドウを割れにくい物に強化してくれます。フィルムを貼るとガラスの破壊音が抑えられる為、車上荒らしに狙われると言われますが、透過率の高い防犯フィルムは効果が高いです。

「ポン付け」
セキュリティを最低限の作業で簡単に取り付けることです。通常は配線やユニットの隠し込みといった、セキュリティ上重要な作業を行わず、単に配線を接続して見かけ上作動する様に取り付ける事を指します。配線の保護処理などもされていないので、犯人には一目瞭然で配線を判別されてしまったり、接触不良やショート等のトラブルになる場合もあります。

「ボンネットピン」
ボンネットの開閉を検出する為のスイッチで、フードスイッチとも呼ばれます。ボンネット内にはセキュリティ上とても重要なユニットが入っている場合が多い為、ドアセンサーと同様に重要性の最も高い部品と言えます。これを取り付けないと、車両盗難防止装置として十分な機能を発揮出来ません。

「ボンネットロック」
窃盗犯はまず警報を止める為、もしくはセキュリティを作動させない為にボンネットを開ける場合が多く、それを防ぐのがボンネットロックです。電気的または物理的なコントロールでボンネットを開かないようにするデバイスです。ロック解除は専用のカギや、セキュリティリモコン、車内隠しスイッチ等で解除するタイプがあります。

▼ら

「ライトフラッシュ」
ヘッドランプをフラッシュの様に点滅させる事を言います。セキュリティの発報時、サイレンと連動させる事が多く、音ばかりでなく視覚にも訴える事が出来ます。特に車両盗難や車上荒らしが、夜間・暗闇で頻発していることからも、効果があると言えるでしょう。 

▼り

「リモコン」
盗難防止だけに止まらず、エンジンスターターなど多くの便利な機能をリモコンで一括操作出来るのが最近の特徴になっています。中には小電力タイプの物で、送受信距離の長い物もあります。電波式は指向性が非常に小さく、リモコンの向きや場所(ポケットの中など)に関わりなく操作出来る反面、ローリングコード等を採用していないと、電波ジャック(コードグラビング)の被害に遭う可能性があります。赤外線式は指向性が強く、操作距離も一般的に非常に短い為、ポケットの中では使えない、リモコンを車内に向けないと使えないなど操作性があまり良くありません。ただし、逆に第3者にキャッチされづらいため電波ジャックなどのコードグラビングには強いです。またリモコン自体にファッション性を持たせる、カスタマイズパーツも発売されています。 

▼る

「ループセンサー」
文字通り”環で構成されるセンサー”で、パーツ類につなげて通電させ、切断されることで信号を発するセンサーです。盗られたくないエアロパーツやセキュリティ用のプロテクトボードなどに使用します。

▼れ

「レーダーセンサー」
レーダーセンサーはフィールドセンサーとも呼ばれ、車内や車外での人の動きを検知するセンサーです。車に接近しただけで警告を発する様にもセッティング出来ますが、日本の駐車環境では誤報になる可能性も高いです。リモコンやスイッチでON/OFF出来る物が、様々な環境で使用する上でお薦めです。オープンカーには欠かせないセンサーです。

▼わ

「ワイヤレスイモビライザー」
シークレットイモビライザーとも呼ばれるタイプで、セキュリティ本体ユニットとワイヤレス通信しているイモビライザーを言います。被害時に犯人が本体を発見したとしても、イモビライザー自体は配線で接続されていない為、発見が非常に困難になり、自走盗難を防ぐ事の出来る究極のイモビライザーです。

「ワンウェイボルト(ビス)」
締め付けすることは出来るが、緩めることが出来ないボルトで、ナンバープレートなど盗られたくない物の固定に使用します。またワンウェイボルトと同様の機能を持つ物として、固定した後に緩め用の山を埋めてしまうタイプや、特殊工具で締めるタイプもあります。

 

Back to TOP